ちい


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2. プロヴァンスの風土 

La géographie de la Provence
 

紺碧の地中海、五月晴れのようにすっきりした青空、強烈な太陽の日差し、豊かな田園風景や石灰岩質で起伏にとんだ地形。
光あふれるプロヴァンスは絵になり、スローライフにもってこいの風土といえます。

▼もくじ
地理気候オススメ図書

地理

北東にアルプス、西にローヌ河、南は地中海に囲まれたこの土地は、地中海のすぐ近くまで広がる丘陵地帯と内陸部の山々と渓谷や洞くつ、湖川など様々な表情を見せてくれます。その三つの大きな自然条件が互いにからみあって、その温暖な気候と長い歴史と日々の生活に大きな影響を与えてきました。なお、プロヴァンスでは地形や気候も大きく違うため、次の3地域に区切られています。

1)ローヌ河流域 
la Provence Rhodanienne

果樹やぶどう畑がひろがる、クロー(Crau)、コンタ・ヴネサン(Comtat Venaissin)、トリキャスタン(Tricastin)などの平野部と、カマルグ(Camargue)の大湿原地帯。県で言うと、ヴォークリューズとブシュ・デュ・ローヌに、PACA地域圏外のドローム、ギャール。

ローヌ河を古代から現在までヒトやモノが行き交いました。かつてローマのカエサルが遡ってガリア制覇の足がかりにしたことが、リヨン(Lyon)の遺跡を見るとよくわかります。ブドウ栽培とワインの製造を、マルセイユからブルゴーニュの地にもたらしたのもこの河。中世においては、この河をはさんで西側にフランス王国と東側にローマ帝国がにらみ合う国境線の役割もありました。教皇庁がおかれて栄えたアヴィニョンのサンベネゼ橋や、城下町タラスコンの怪獣タラスクと聖女マルタの伝説の舞台もこのローヌ河。様々な歴史の証人ともいえます。また、アルプスからの北風「ミストラル(Mistral)」、,この流域の渓谷を強烈に駆け下ります。なお、地中海への河口にあたる広大で肥沃な三角州は「カマルグ(Camargue)」といい、野生牛(toraux)やフラミンゴ(flamingo)など珍しい生き物が生息する野性味溢れる大湿原地帯です。


2)地中海沿岸域 
la Provence Littorale

カマルグ以東の「コート・ブルー(la Côte Bleue)」から、イタリア国境以西の「コート・ダジュール(la Côte d'Azur)」までつづく、カランク(les Calanques)、ジアン半島(la Presqu'ile de Giens)、イエール諸島(Iles d'Hyeres)エステレル山塊(l'Estérel)を含む地中海(la Méditerranée)沿岸部。県で言うとブシュ・デュ・ローヌ南部とヴァールとアルプ・マリティム。

"CIEL BLUE,SOLEIL ET PLAGE,C'EST RADIO RIVAGE !"(フランス語教科書'Avec Plaisire'より)のうたい文句通り、青空と太陽とビーチに恵まれた地中海沿岸は、かつては小アジアやアフリカなどへの玄関でしたが、いまや、ニース(Nice)、カンヌ(Cannes)、アンティーブ(Antibes)など、誰もが知っているヨーロッパ、いや、世界随一のリゾート。ちなみにアンティーブやカンヌは砂浜で、ニースはこぶし大の石の転がるビーチです。

映画「ジャッカルの日々」にみれるように、ニースからモナコへの海岸線は「コルニッシュ(Corniche)」というずっと切り立った崖になっていて、くねくね道なので日本だったら絶対にヤンキーの腕試しスポットといったところでしょうか(でもここではフェラーリかポルシェ!)。ローカル線にのるとイタリア・ジェノヴァまで、ずっと車窓右手に銀色に輝く海が広がり、気分は最高!「車窓から」気分で、7時間電車に揺られればミラノです。


3)内陸およびアルプス山麓 
la Provence Intérieure

ローヌからアルプス(les Alpes)までの、リュベロン自然公園(le Lubéron)、ヴァントゥ山(le Mont-Ventoux)、バロニー(les Baronnies)といったラヴェンダー畑の続く起伏に富んだ内陸丘陵部。県で言うとヴォークリューズ東部、オートアルプ、オートプロヴァンス。

プロヴァンスの北部は山や渓谷・洞くつや湖がつづき、夏はラヴェンダー畑が一面に広がる丘陵地帯。高速に乗るとグルノーブル(Grenoble)の標識がすぐにでてきて、アルプスが近いことがよくわかります。

大西洋から吹き込む西風が、この「ヨーロッパの背骨」アルプス山脈にぶちあたって吹き下ろし、冷たく激しい北風「ミストラル」と姿をかえ、ローヌ河流域を支配します。渓谷を断面を想像するとわかりやすいかも。凹面を通り抜けるいわば「アルプスのビル風」。3日くらい荒れ狂い、ゴオゴオ音をたてて強烈に吹きつけるので、立っていることができないほどです。気温もあっという間に10度くらい平気で下がる。「冬だけ吹く」とものの本には書いてありますが、実際は年中吹いていて、夏でもセーターだけでは到底寒いほど。

主な地形(川、湖、山など)

ローヌ河
le Rhône
アルプスを源にフランス北東部から地中海にほぼ一直線に注ぎ込む、全長812kmの大動脈(ちなみに日本最長の信濃川367km)。フランス4大河川(セーヌ776km、ロワール1020km、ギャロンヌ575km)の一つで、唯一の男性名詞(たしか地中海につながるからとか)。かつて、プロヴァンス伯領とフランス王国との国境だった。アルプスの北風ミストラルはこの流域を席巻する。また、AOCワインの産地(コート・デュ・ローヌ)としても有名
デュランス川
La Durance
ソーヌ川に続き、ローヌ河の2番目に大きな支流。ヴェルドン川と合流する。かつてプロヴァンス伯領とフォルカルキエ領との国境線だった。05県、04県、83県、84県、13県を横切る
ヴァール川
le Var
アルプス山麓から発し、ニース市の西のはずれで地中海に注ぐ。かつて、プロヴァンス伯領(後にフランス王国)とニース伯爵領(サヴォワ公国)の国境線。83県の県名の由来となったが、現在は主に06県を流れている。プロヴァンス鉄道は、この川沿いをニースから北上しディーニュ・レ・バンまで走る。
ヴァントゥ山
Mont Ventoux
標高1910mの石灰質の山。周りは平野で視界をさえぎるものが少なく、遠くからでも眺めることができるため、「プロヴァンスの巨人」の別名を持つ。北風ミストラルが吹き抜ける山頂では、山麓と温度差が20度近くになることもざらで、4月になっても雪が残っていることもあるなど、地中海性気候と高山性気候による動植物の分布が豊富なことでも知られる。また、ワインの産地(コート・デュ・ヴァントゥ)でもある
リュベロン
Lubéron
南はデュランス川、西はカヴァイヨン、東はマノスクに広がる山地の地方自然公園。オリーブ、ブドウ、ラヴェンダー、メロンなど、農作物の中心地で、のどかな田園風景がひたすら続く。1960年代は素朴な景観に魅せられたピカソら芸術家や作家たちが住み着いたが、1990年代以降はピーター・メイルが「南仏プロヴァンスの12ヶ月」を執筆したことで世界的に有名になり、高級別荘地ともなった。また、ワインの産地(コート・デュ・リュベロン)でもある
サント・ヴィクトワール山
Ste Victoire
画家セザンヌが生涯のモチーフにしたことでも有名。エクサンプロヴァンスの西20kmにある、標高1011m、全長18kmに及ぶ山。紀元2世紀、この地でローマ軍が北方から進入したケルト人を撃破したことを祝って「勝利」という名前がつけられた。プロヴァンス特有の石灰岩がむき出しの山肌は遠くから見ると、強い日差しに反射して、白く光って見える。夏場は非常に乾燥し山火事が頻発するため、入山禁止となる。山頂にはプロシアの侵略をまぬがれたことを祝った「プロヴァンスの十字架」が立っている(1875年建立)。また、山麓付近で白亜紀の層から恐竜の化石が見つかっている。アクセスはエクスから「セザンヌの道」をたどる
アルピーユ山脈
chaine des Alpilles

レ・ボーを中心に、アルル、アヴィニョン、サロンドプロヴァンスを結んだ三角形に囲まれた石灰岩質の山脈(面積17100ha、最高度500m)。AOCオリーブやワイン(コトー・デ・ボー)の産地としても知られる

カマルグ平原
Plaine de la Camargue
アルルを頂点とした、ローヌ河口の大三角州。ヨーロッパ唯一のフラミンゴ飛来地で、闘牛用の黒牛やサラセン人が残したといわれる白馬の自然繁殖地でもあるなど、中心部の湖周辺は国立自然保護区域となっている。また、ヨーロッパ唯一の水田が広がるほか、ヨーロッパ最大の塩田が広がり、「カマルグの塩」は高級品。なお、サントマリー・ド・ラ・メールはジプシーの聖地で、彼らの居住区域ともなっている
カランク
Calanques
マルセイユ〜カシ〜ラ・シオタ間の全長20kmのフィヨルドの入り江。その入り組んだ海岸線は、石灰質の切り立った崖に、エメラルドグリーンとディープブルーの地中海が迫る様がとても美しい。夏場は船のみアクセスが可能。また、氷河期のものと思われる、コスケール海中洞窟で壁画が見つかっている。また、ワインの産地(カシ)でもある
サント・ボーム山地
Massif de la Sainte-Baume
エクスの東部、13県と83県にまたがる地方立自然公園。東西に12kmに及ぶ切り立った山(標高1147m)で、その南側は夏でも陽が当たりが少ないため、南仏では珍しいブナなどの落葉樹の森林となっている。マグダラのマリアが隠棲した洞窟があり、中世以来のキリスト教の巡礼地。それ以前はガリア人の聖地でもあった。現在は、地域一帯をまるごと「生きた博物館」にみたて、環境・自然・歴史・文化などの有形・無形の資源を、地域の人々が中心となって保全する取り組み「エコミュージアム」となっている。
ヴェルドン大渓谷
Grand Canyon du Verdon
自然公園
エステレル
Estérel
 
モール山塊
Massif des Maures
 
イエール諸島
Iles d'Hyèeres
 
サント・クロワ湖
Lac de Ste Croix
 
セール・ポンソン湖
Lac de Serre-Poncon
 
メルカントゥール国立公園
Parc National du Mercantour
ニースの北部、04県と06県およびイタリア国立公園(Parco naturale delle Alpi Marittime)にまたがり、33kmにわたってイタリアとの国境線を持つ、広大な国立自然公園(1979年、68500ha、標高500-3143m)。アルプスと地中海の気候の影響をうけているため、動植物が豊か。600kmのトレッキングコースや氷河湖のほか、青銅器時代(BC2800−1300年)の壁画やオオカミの生息地としても知られる

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気候

プロヴァンスがカラッとした印象なのは、夏の3〜4ヶ月間、ほとんど雨が降らない地中海性気候のために、湿度が低く乾燥しているため。これは、サハラ砂漠からの暖気団が、中央高地によって大西洋側の湿った低気圧から守られているから。

年間をとおして強い日ざしと雨が少ないのが一番の印象です(年間日照時間約2500時間、年間降雨量約650ミリ)。これが、ブドウの栽培に適しているわけです。四季がありますが、日本より春と秋が短い気がします(現地の人に「日本の方が四季という感じがする」といったところ不服げな顔をされましたが)。ちなみに日本との時差は8時間。サマータイムにおいては7時間となります(サマータイムは、3月の最終日曜に開始し、10月の最終日曜に終了します)。

3月末から9月いっぱいはゴキゲンな五月晴れが続き、「冬将軍」ミストラルが季節の変わりを告げると、10月から2月はヨーロッパの冬にもれず冷え込みます。基本的に湿気が少なくカラっとしていて大変過ごしやすいですが、反面 、特に夏は降雨量が少なく山火事のニュースも割とよく耳にしました。当然、水も不足がちで、ホームステイ先でもステュディオでもぬるいシャワーがちょろちょろとしかでないので、冬は風邪ひきました。ただ、10〜11月は雨量が極端に多く、嵐から洪水になることもしばしば。93年の時はエクスの坂道が濁流でした。ミストラルも大雨も全く知識がなかったので、異常気象かと思ったほど。

観光本の「年間をとおして温暖な気候」という言葉を丸っきり鵜呑みにしたわたしは、ハワイに行く時と同じように短パンにTシャツという薄ーい服装だけで留学地に乗り込みましたが、夏時間が終わる10月末には、日本から冬支度を送ってもらうはめになりました。なんせ、ニースですら緯度的には北海道の網走に位置しているわけで、フランス国内の中では比較的に暖かい土地である程度と思ったほうがいい。ちなみに'93年の12月25日はホワイトクリスマスでした。町中にイリュミネーションがともり、それは幻想的で心あたたまりました。

Le climat
Le climat privilegie de la region n'est pas une legende : les temperatures sont clementes et les pluies sont rares. Les nombreux ecrivains qui ont loue la region pour son soleil et sa luminosite exceptionnelle ne s'y sont pas trompes...
Le printemps et l'automne
Le printemps et l'automne sont moins secs et les pluies sont parfois abondantes mais de courte duree. Le mistral souffle plus souvent de mars a mai. Cependant, les belles journees ne sont pas rares, en particulier en mai et au debut de l'automne

春(printemps)3〜4月

長い冬を我慢したご褒美に五月晴れの日々が続き、ビールがうまい。昼から青空に乾杯です!でもまだまだ朝晩はセーターが必要です。また、スギやプラタヌスの花粉に要注意!

 

L'ete
La campagne provencale et le littoral mediterraneen sont sous un soleil brulant, qui fait apprecier l'ombre des platanes et la baignade. Les temperatures depassent le plus souvent 30 ° en milieu de journee. Les nuits sont agreables, aux alentours de 20 °. Dans les Alpes du Sud, les vallees sont chaudes mais l'air devient plus frais avec l'altitude. Comme sur le littoral, soleil et ciel bleu azur dominent.
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■夏(été) 5〜9月中旬

日が長くなり、21時過ぎても明るいサマータイム。オープンエアのカフェは夜中過ぎてもかなり騒がしい!雨がほとんど降らずに乾燥して、山火事が頻発することも。日中は30度を越えますが、夜間は20度前後と比較的涼しい。服装は半そで、半ズボン

■秋(automne)9〜10月

ミストラルが本格的に吹きはじめて夏の終わりを告げます。みるみる肌寒くなり、日陰や夜はコートが必要! いきなりの大雨で洪水になることも。

 

L'hiver
L'hiver est la saison froide et est souvent ensoleille. Dans les plaines et sur le littoral, les temperatures peuvent varier de - 10 ° a 10 °, voire 15 a 20 ° les jours de soleil sans vent. Le Mistral, ce vent froid qui vient du Nord et degage le ciel de tout nuage, fait baisser rapidement la temperature. En montagne, les nuages sont aussi plus rares que le soleil, et la neige est souvent abondante. Les temperatures sont frequemment negatives.

■冬(hiver) 11月〜2月

底冷えする寒さで、雪もふります。コートにマフラーで足元から完全防寒。天気もどんより曇りがちで滅入ります。ニースなどの海にいって気分転換!


年間お祭りカレンダーは「プロヴァンスの生活」お祭りコーナーにて

数字で見る

Nice 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温 13.8 13.6 15.6 17.3 21.1 24.8 27.8 27.9 25.9 21.0 16.7 13.6
最低気温 5.0 4.4 8.1 10.3 15.4 17.5 20.7 20.9 18.5 14.0 8.7 5.5
降雨量 83.0 86.0 82.0 65.0 47.0 37.0 21.0 39.0 79.0 113.0 133.0 90.0
日 出 8:06 7:50 7:10 7:15 6:26 5:54 5:54 6:20 6:55 7:29 7:07 7:45
日 没 17:03 17:39 18:18 19:55 20:31 21:03 21:15 20:53 20:06 19:12 17:21 16:54


グラフで見る過去の記録

エクス(1961〜2003) ニース(1949〜2003)
最も気温が下がった日 1963年2月1日(-17.4℃) 1985年1月9日(-7.2℃)
最も気温が上がった日 1983年7月26日(40.2℃) 1956年8月21日(35.8℃)
最も雨が降った日 1993年9月22日(222.0mm) 1973年10月13日(191.4mm)
最も寒かった年 1969年 1956年
最も暑かった年 1997年 1997年
最も乾燥した年 1967年 1967年
最も降雨量が多かった年 1972年 1956年


エクス@プロヴァンス Bouche du Rhone (Aix-en-Pce)
ニース@コートダジュール Alpes-Maritimes (Nice)

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■参考リンク:お天気サイト
METEO FRANCEPACA(プロヴァンス・コートダジュール)
フランスと海外領土県の天気予報。県・街・気温・天気を表示。過去の資料も豊富

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オススメ図書


地球の歩き方 南仏プロヴァンスとコート・ダジュール&モナコ
「地球の歩き方」編集室 ダイヤモンド社
旅の定番。フランス全国版もあるが、本書はプロヴァンスに特化しているだけあって、地図、見所など深く突っ込んだ情報がうれしい。読者からの投稿もあり、現地情報に事欠かない。 とりあえず抑えておきたい街はたいてい載っている上に、ハンディーサイズで持ち運びやすいため、いつまでたっても手放せない一冊で、何度お世話になったことかわからない。
初心者からリピーターまでを満足させる情報が満載だが、ゴージャスなヴァカンスというより、庶民的な旅に向いているかもしれない

Michelin the Green Guide Provence
Michelin Michelin Travel Pubns
ご存知、「ミシュランのグリーンガイド」(英語版)。地球の歩き方ではカバーしていない、あるいは車がないとアクセスできないような小さな村の歴史、見所やエピソードまで紹介されているため、さらに深くプロヴァンスを知りたい人向けの観光本といえる。本編では、北はニヨン、西はエグ・モルト、東はラ・シオタに囲まれたローヌ河下流部(主要都市:オランジュ、アヴィニョン、ニーム、アルル、アプト、エクス、マルセイユなど)をカバー。
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏を全て網羅するには、コート・ダジュール(地中海岸部)編Michelin the Green Guide French Rivieraやアルプ・デュ・スュド(内陸部)編Le Guide Vert Alpes Du Sudも合せてどうぞ。現地では、たいていの本屋で手に入る

Michelin Provence, Cote D'Azur
Michelin Michelin Travel Pubns
ミシュランによる、プロヴァンスとコートダジュールのロードマップ。車の旅には必携。
20万分の1スケール(1cm=2km)で、高速autoroute、と国道route nationale、県道が網羅されている。主要都市(エクス、アルル、アヴィニョン、カンヌ、マルセイユ、モナコ、ニース、トゥーロン)の地図や道程表(都市間の距離・所要時間)もついていて便利。現地では、高速のサービスエリアやガソリンスタンドでも手に入る。

もっと知りたい 南仏プロヴァンスQ&A100
電通映像事業局編 亜紀書房

「ローマ時代に発達した有名な都市は」「アルルはゴッホにとってどんな場所だったのでしょうか」「プロヴァンス料理の特色をあげてください」「ラヴェンダー街道を紹介してください」「長い期間、プロヴァンスに滞在するにはどうしたらいいですか」といった、一問一答形式で、プロヴァンス事情を様々な角度から伝える


プロヴァンス 碧い海と碧い空と…
田辺 保 恒星出版

大阪市立大学名誉教授の著者が、前半部分では「ローマ時代」「キリスト教伝来」「中世」といった歴史や、後半部分では「ペトラルカ」「ミストラル」「ドーデ」「パニョル」「ジオノ」といった文学者などを通して、プロヴァンスの魅力を丁寧に紹介。
プロヴァンスの入門書として最適。旅行ガイドの次に買うならこれ。リピーターや留学生は必携。
ちなみに、イラストを担当した娘さんの作品は、Keiko Tanabe Web Siteに続々発表されている。


Pierre Deux's French Country: A Style and Sourcebook
Pierre Deux,Pierre Moulin Random House Inc
フレンチ・カントリーの、特にプロヴァンス・スタイルのインテリアに関するバイブル。フランス料理・菓子学校「ル・コルドン・ブルー」のインテリアも手がけており、ショップが恵比寿と代官山にある


まだまだオススメ本あります→プロヴァンスに関する本

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