・1981年登録 ブッシュ・デュ・ローヌ県
・円形闘技場(長径136m、短径107m、25,000人収容)
・古代劇場(紀元前25年頃建造)
・サン・トロフィーム大聖堂(ロマネスク様式、11世紀末)
・地下回廊とフォルム
・コンスタンティヌス公衆浴場(3世紀前半)
・ローマの城壁
・アリスカン(ローマ時代〜中世)
・小集会場(ローマ時代、アルラタン博物館内)
【見どころ】
ローマの植民市として発展したアルル。
古代劇場(Théâtre Antique)は観劇用に建造された。中世以降破壊されて大部分が失われてしまっていますが、2本の柱や階段席が残っていて、民俗衣装祭などの会場となります。なお、17世紀に発見された「アルルのヴィーナス」像は、現在ルーヴル美術館に収蔵されています。一方、円形闘技場(Amphitéâtre)は保存状態が良く、現在でも闘牛が行われその熱狂は当時を彷彿させる。
この2つは規模の大きい都市にしか造られない。これら以外にもコンスタンティヌス浴場跡(Thermes de Constantin)や地下回廊とフォリューム公共広場(Cryptoportiques et forum romain)、小集会場(exedre romain)なども残り、往時のアルルの繁栄ぶりがしのばれる。
サントロフィーム教会(L'église St-Trophime)は、聖トロフィムスの聖遺物が納められている教会。11世紀から12世紀にかけて建造され、もともとは大聖堂(司教座聖堂)であった。その後改築を経て現在の形になったが、1801年に小教区教会に格下げされた。正面入口のポルタイユは、ロマネスク期の美しい彫刻で飾られている。回廊の柱に刻まれた彫刻の数々も有名である。
アリスカン墓地(Les Alyscamps)は、ローマ時代からの墓地。アルルの城塞の外、アウレリア街道沿いにあり、13世紀頃まで墓所として名高く、アルルの聖人や歴代大司教をはじめ多くの者が埋葬されることをのぞんだ。ルネサンス期以降に美しい彫刻が施された石棺が持ち去られたり、建材に流用されるなどした。19世紀にはゴッホ、ゴーギャンなどが描いている。
ウィキペディア「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」
Arene
d'Arles アルルの闘牛(円形闘技場で行われるスペイン式およびカマルグ式) |